Top > 実験プロトコール > オリジナル > DNA単離 > プラスミドDNA > KOAc法
●●●●● KOAc法 ●●●●●
- 実験方法
- それぞれのE.coliが抵抗性を持つ抗生物質を加えた2.8mlの2×LB培地(A.tumefaciensを培養する場合にはYEP培地あるいはYEB培地)に、シングルコロニーから取ってきた菌を植え、37℃で16時間(A.tumefaciensの場合は28℃で24時間)培養する。
- プラスミドを単離する当日にはあらかじめTEGを冷却し、0.2N NaOH-1%SDSを調整しておく。
- 1.5mlチューブに培養液を移し4℃、4000rpmで10分間遠心する。
- 上清をデカンテーションによって捨てた後、残りの培養液をすべて1.5mlチューブに移し 3.と同様の遠心を行う。
- ピペットマンによって上清をきれいに除いた後、100μlの氷冷したTEGを加えてボルテックスを用いて懸濁する。
- 5分間、室温で放置する。
- 200μlの0.2N NaOH-1%SDSを加え、正確に5分間氷中に放置する。
- 150μlの氷冷した3M KOAcを加え、5分間氷中に放置する。
※3M KOAcは、KOAc 147.2gを精製水に溶かし、500mlにfill upして調製する。
- 4℃、15000rpmで10分間遠心し、上清をデカンテーションにより別の1.5mlチューブに移す。
- フェノール・クロロホルム(1:1)を400μl加え、激しく撹拌する。
- 室温、12000rpmで2分間遠心する。
- 上清をピペットマンによって別の1.5mlチューブに移し、1mlの100%エタノールを加え、-80℃で10分以上(あるいは-20℃で2時間以上)放置する。
- 4℃、15000rpmで5分間遠心する。
- 70%エタノールを500μl加え、4℃、15000rpmで5分間遠心する。
- 上清をデカンテーションによって捨て、(14)の操作をもう一度繰り返す。
- 上清を除いた後に4℃、15000rpmで1分間遠心する(フラッシュ)。
- 遠心式濃縮機によって沈殿を乾燥させた後に、TEを10μlに溶かす。
Top > 実験プロトコール > オリジナル > DNA単離 > プラスミドDNA > KOAc法